スタジオのベースアンプの使い方|SVT-3PRO・HA3500・Markbass
ベースアンプはギターアンプ以上にスタジオごとに機種が違い、つまみの数も多めです。はじめての機種でも慌てないよう、主な機種の特徴と、どのアンプにも共通する使い方の基本を押さえておきましょう。
スタジオに多いベースアンプ
音楽スタジオナビに掲載している施設のうち、公式サイトの機材にベースアンプがあるのは710件です(2026年10月時点の掲載データ)。メーカーと主なモデルの件数は次のとおりです。
| メーカー・モデル | スタジオ数 |
|---|---|
| Ampeg(全体) | 355件 |
| うち SVT-3PRO | 135件 |
| うち SVT-450H | 75件 |
| Hartke(全体) | 261件 |
| うち HA3500 | 101件 |
| うち HA2500 | 72件 |
| Markbass | 120件 |
※「SVT-3PRO」「SVT3PRO」などの表記ゆれはまとめて数えています。ほかにGallien-Krueger(50件)、Trace Elliot(50件)、Aguilar(41件)、EBS(36件)、Ashdown(33件)なども置かれています。Ampegの8発キャビネット810Eは159件にあります。
主な機種の特徴
- Ampeg SVT-3PRO:プリアンプに真空管を使ったヘッド。GAINとBASS・MIDDLE・TREBLEに加えて、グラフィックEQや、高音・低音を強調するULTRA HI/ULTRA LOのスイッチがあります。
- Hartke HA3500:真空管とソリッドステートの2つのプリアンプを混ぜて音色を作れるのが特長で、グラフィックEQやコンプレッサーも備えています。
- Markbass:小さく軽いヘッドが多いメーカーです。多くのモデルにあるVPF・VLEというつまみで、ドンシャリ気味の音や、高音を抑えた丸い音に寄せられます。
同じモデルでも年式によってつまみの数や配置が違うことがあります。ここでは一般的な特徴として参考にしてください。
電源と音量の上げ方
- MASTER(音量)とGAINを0にし、EQは真ん中(フラット)にそろえます。グラフィックEQがある機種は、つまみをすべて中央にするかEQをオフにしておくと、前の人の設定に引っぱられません。
- アクティブベースなど出力の大きいベースは、入力の切り替え(パッドやACTIVE側の端子)がある機種ならそちらを使います。
- 電源を入れます。スタンバイスイッチがある機種は、ギターの真空管アンプと同じく、POWERのあとにSTANDBYを入れます。
- ベースを弾きながらGAINを上げ、入力のランプが強く光りすぎない程度にします。そのあとMASTERで音量を合わせます。
- 終わるときはMASTERを0にしてから電源を切ります。
ヘッドとキャビネットのケーブルを電源が入ったまま抜き差しするのは避けましょう。つなぎ替えが必要なときはスタッフに頼むのが安心です。
部屋での音作りのコツ
- 低音は部屋で膨らむ:狭い部屋では低音がこもりやすく、アンプの近くと離れた場所で聞こえ方が大きく変わります。少し離れて、バンド全体の音の中で確かめましょう。
- ブーストより先にカット:音がぼやけるときは、低音を足すより、こもる帯域を少し下げるほうがすっきりすることがあります。
- DI出力:多くのヘッドにはミキサーへ送るためのDI出力があります。録音したいときやPAから音を出したいときは、スタッフに接続を相談しましょう。
よくある質問
Q. 自分のプリアンプやエフェクターを使ってもいいですか?
多くのスタジオで使えます。プリアンプの音を生かしたいときは、アンプのEQを真ん中にしてから調整すると音が決まりやすくなります。
Q. 予約のときにベースアンプの機種を選べますか?
部屋によって機種が違うスタジオがあります。詳細ページで部屋ごとの機材を見て、必要なら部屋を指定しましょう。ギターアンプの使い方はスタジオのマーシャルの違いと使い方もどうぞ。
機種ごとの設置スタジオは、Ampeg SVT-3PRO・Hartke HA3500・Markbassのページから探せます。機材は入れ替わることがあるため、予約前に各スタジオの公式サイトで確認してください。


