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JC-120の使い方と音作りの基本|スタジオのジャズコーラスで困らないコツ

リハーサルスタジオに入ると、ほぼ必ずと言っていいほど置いてあるのがRolandのJC-120です。はじめてのスタジオでも慌てないよう、つまみの意味と、音を出すまでの手順を押さえておきましょう。

JC-120はどのくらいのスタジオにある?

音楽スタジオナビに掲載している施設のうち、公式サイトの機材にギターアンプがあるのは753件、そのうち544件にJC-120があります(2026年10月時点の掲載データ。「JC-120」「JC120」「Jazz Chorus 120」などの表記ゆれをまとめて数えています)。部屋の数で見ると、ギターアンプのある2,299室のうち1,800室で、約8割の部屋に置かれている計算です。

JC-120とマーシャルの両方があるスタジオは506件で、「クリーンはJC、歪みはマーシャル」という組み合わせが定番になっています。小さめの部屋ではJC-40(18件)やJC-90(22件)が置かれていることもあります。

チャンネルとつまみの基本

JC-120はトランジスタ(ソリッドステート)のアンプで、2つのチャンネルがあります。年式によって細かい違いはありますが、一般的な構成は次のとおりです。

  • CH1(NORMAL):VOLUMEとTREBLE・MIDDLE・BASSのシンプルな構成。素直なクリーンの音が出ます。
  • CH2(EFFECT):同じつまみに加えて、DISTORTION、REVERB、コーラス/ビブラートの切り替えとSPEED・DEPTHがあります。
  • 入力端子:チャンネルごとにHIGHとLOWの2つ。ふつうのギターはHIGH、出力の大きい機材をつなぐときはLOWを使う、というのが目安です。
  • BRIGHTスイッチ:高音を持ち上げます。耳に痛いと感じたらオフにしてみましょう。

名前の由来でもあるコーラスは、2つのスピーカーを使って音に広がりを出すのが特長です。

音を出すまでの手順

  1. 電源を入れる前に、VOLUMEを0にします。
  2. ギターのシールドを差してから電源を入れます。JC-120には真空管アンプのようなスタンバイスイッチはありません。
  3. TREBLE・MIDDLE・BASSを真ん中あたりにそろえ、ギターを弾きながらVOLUMEを少しずつ上げます。
  4. バンドで合わせながら、こもるならTREBLE、細いならBASSやMIDDLEを少しずつ調整します。
  5. 終わったらVOLUMEを0に戻してから電源を切り、シールドを抜きます。

VOLUMEを上げたまま電源を入れたりシールドを抜き差ししたりすると、大きなノイズが出てスピーカーや耳を傷めるおそれがあります。つまみを回したときにガリガリと雑音がする場合は、無理に使わずスタッフに伝えましょう。

エフェクターとの組み合わせ

JC-120はクリーンの音がはっきりしているため、歪みや空間系のエフェクターをつないでも音の変化が分かりやすいアンプです。歪みは足元のエフェクターで作り、アンプはクリーンのまま使う人が多くいます。

アンプシミュレーター入りのマルチエフェクターを使う場合は、アンプのEQを真ん中あたりにしてから音を決めると、ほかのスタジオでも再現しやすくなります。背面のリターン端子などにつなぐ使い方もありますが、端子の有無や名前は年式で違うため、現場で確認してください。

よくある質問

Q. JC-120の歪み(DISTORTION)は使えますか?
使えますが、ロック向けの太い歪みが欲しい人は、歪みエフェクターやマーシャルを使うことが多いようです。マーシャルの使い方はスタジオのマーシャルの違いと使い方で解説しています。

Q. 予約のときにアンプを指定できますか?
部屋によって置いてあるアンプが違うスタジオがあります。スタジオの詳細ページで部屋ごとの機材を確認し、必要なら予約時に部屋を指定しましょう。バンド練習の進め方はバンド練習を効率よく進める段取りもどうぞ。

JC-120がある施設はRoland JC-120があるスタジオから探せます。機材は入れ替わることがあるため、予約前に各スタジオの公式サイトで確認してください。

#ギターアンプ#JC-120#ギター
Written by 音楽スタジオナビ編集部編集部